ISOコンサルティング アイムスのブログ
アイムス代表コンサルティング【三村聡】と【アイムスビ】がお届けする気ままブログです。

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政府が正式に2020年時点の温暖化ガス中期目標を発表しました。
原案の段階から、少しアップされて、
「05年度比15%削減」(90年比8%削減)となりました。

今回の中期目標には、評価できる点と評価できない点がそれぞれあります。
全体としては、現状を踏まえた妥当なものだとは思います。
が、野心的ではないと思います。

世界に優れた技術を持っているうちに、リードしていくべきなのに、
これまですでに改善しつくしているから、これ以上は無理だ・・という論調では意味がないと思います。

良いと評価すべき点ですが、2つほど取り上げます。
1つは、各家庭でのイメージが明示されたことです。
日本の環境技術を大胆に普及させていくためには、各家庭で使用してもらうことが優先されます。
そのため、エコカー、省エネ建築、太陽光発電を普及させていく目標値が示されました。
このこと自体は非常に良いことだと思います。

2つ目は、表面的ではなく実質的な削減目標を提示したことです。
EUが掲げている排出量取引などを利用した削減目標ではなく、国内の削減努力のみで達成しようとしている点は
評価すべき点だと思います。

この点について、ある意味、「あるべき姿」を明示したといえます。
しかし、この「あるべき姿」を実現するためには、
消費者の負担が必要であることを、しっかりと伝えるべきだと思います。

このことが本当にできているのかという疑問が生まれてくる点が一番大きな評価できない点です。

エコポイント制度やエコカー乗換補助金など経済的なインセンティブだけを前面に出して、消費を促しても、本来の目的が伝わらなければ意味がありません。

国民の責務を説明し、その背中を後押しするような政策として、経済的なインセンティブを与えるような制度を作らなければ、
ニンジンがあるうちは、推進できても、補助金がなくなれば普及はピタっと止まってしまいます。

以前、太陽光発電等の補助金が止まったと同時に普及が止まったのと同じ現象が繰り返されるだけです。

昨日の記者会見等を見る限り、日本はこれまで優れたものをつくり、省エネ技術はほかの国と比べて格段にレベルが高い。
だから、これ以上の削減余地はない・・・という主張のように感じました。
だったら、どうして、これだけ家庭に普及していないのでしょうか?
技術があっても、それが市場に反映されていないことに問題があるはずです。
それを補うのが、今回の中期目標と対策案のはず。
できないんだから仕方ないという論調は世界では認められません。

先に、国内の削減活動だけの取り組みがよいと評価しましたが、逆にいえば排出量取引などでも、カーボンオフセット取引などを利用して、消費者が参加しやすい土壌を作り上げていくことが必要だったのではないでしょうか?

技術に誇りを持つことは大切です。
しかし、技術を活かすことができているかどうかを検証しているのかどうかがわからない目標になっているような気がします。

どちらにしろ、年末にかけて、この話題はずっと続くものと思います。
京都議定書の失敗を繰り返さないように、私もしっかり勉強していきたいと思います。
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プロフィール

三村聡

Author:三村聡
ISO9001、ISO14001、ISO22000、OHSAS18001、プライバシーマーク
などのコンサルタント
【三村聡(有限会社アイムス代表)】
の多忙な日々を綴る、
スケジュール帳代わりのブログです。
時々独り言をつぶやいています。

福岡在住コンサルタントですが、
全国を飛び回ってます!

>>有限会社アイムスはこちら

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