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アイムス代表コンサルティング【三村聡】と【アイムスビ】がお届けする気ままブログです。

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食品衛生以前の基本的な問題の欠如

インターネットの共同購入サイトでお節料理を注文した方が、見本と異なるということで、購入者とトラブルになっているということが記事として大きく取り上げられた。
食べログやツイッターなどを中心に抗議の情報発信が相次ぎ、商品を販売した「ハードカフェ」を経営している「外食文化研究所」は、ホームページを通じて、「広告内容と比べ、ボリュームが足りなかった」として、購入者に代金を全額返金すると同時に、社長が辞任することを発表している。

今回の問題として、
 まず、配送が間に合わなかったこと。
 次に、商品見本と異なる内容だったこと。
 最後に、商品自体が痛んでいるものが含まれていたこと。
の3つがあげられる。
どれも基本的なことであり、食品衛生指導に携わる者として、信じられない内容だった。


まず、配達が遅れたことだが、「500セットの注文に対して、調理と詰め込みに時間がかかった」と説明している。
もともと、お節セットを販売すること自体が初めてであり、要領が掴めず、予想以上に時間がかかってしまったということらしい。
正直、このことだけであれば、購入者の方には申し訳ないが、それほど大きな問題にはならないと思う。
お店と購入者の間で協議をすれば解決することも可能だったと思う。

が、次の問題である商品見本と異なるものを発送したということについては、HPでは十分な説明は書かれていないが、「キャンセルすべきところを無理に行った」と説明している。
要するに、もともとこれだけの注文が来ないことを想定して、十分に食材を確保しないままに見切り発車したが、予想以上に注文が入ったため、用意していた材料では間に合わず、内容を変更せざるを得なかったということだろう。
また、キャパ以上の注文を受けたため、時間が押しているため、無理な調理等を行ったため、食材が傷んだのではないかと思う。


一般的に食品事故の要因として、大きく2つのことがあげられる。
一つは、製造工程上のミス。
 調理中の加熱不足等による食中毒菌の残存や調理後の器具等からの新たな食中毒菌等の付着(いわゆる交差汚染)などが考えられる。調理後に不適切に放置されたことによる劣化なども考えられる。
もう一つは、契約上のミスだ。
 能力以上の注文を受けたために、生産量を間に合わせるため、、本来使うべきでない傷んだ食材を利用したり、加熱時間の短縮したりすることにより発生する事故である。


今回は、契約上のミスによるものだと思える。
ということは、お店の責任だけでなく、インターネットの共同購入サイトを運営する会社の責任の方が大きいと思う。
不景気のあおり、外食を控え、自宅で過ごす人が増えている。
とはいえ、せっかくのお正月だから少しでもリッチにしたい。
ということで、有名店のお節料理を注文する人が増加傾向にある。
その傾向を踏まえ、少しでも利益を上げようと、お節料理のテイクアウトに取り組むお店が増えているという。
しかし、しっかりとした準備や対策をすることなく、安易に「売れるから」という姿勢で取り組むと今回のような企業の存続に関わるような問題を引き起こすことにつながる。


食に関わる人は、対岸の火事ととらえず、自分たちの職場で同じような問題が発生する余地がないかどうかを真剣に考えるきっかけとしてもらいたい。

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プロフィール

三村聡

Author:三村聡
ISO9001、ISO14001、ISO22000、OHSAS18001、プライバシーマーク
などのコンサルタント
【三村聡(有限会社アイムス代表)】
の多忙な日々を綴る、
スケジュール帳代わりのブログです。
時々独り言をつぶやいています。

福岡在住コンサルタントですが、
全国を飛び回ってます!

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